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新年は花火とともに
エキサイティング
な年明けでした!
ベルリンの大通りの木々はゴージャスにライティングを施され、氷の彫刻で冷やしたシャンパンがふるまわれ、手回しオルガンでおじさんが音楽を奏でていたり、ソーセージや、甘いお菓子、射的、ダンス会場などのかわいいテントが通りにずらりと並び、夢の国に迷いこんだよう。
空には、あちらにもこちらにも、無数の
花火
が打ち上げられ、ヒュー、ヒュルルル、シャー、パパ、パーン、ドーンと、まあ、にぎやかなこと、きれいなこと!!
と同時に、救急車と消防車のサイレンも、ひっきりなしに聞こえてきます。
市や企業の公式の花火だけじゃなくて、無許可の個人の花火が堂々と夜を飾っているのですね。
もう破れかぶれ、って感じのものもあって、危ないったらありません。
私は、ウンターデンリンデンという目抜き通りに面した、友人のジョルジュのアパートのベランダから見渡していたから、コートを焦がされる心配はなかったけれど、それでも、油断してると、どこから火が飛んでくるかわからないので、ドキドキしてましたね。
12時きっかりに、みんなでレーズンを12粒急いで口に放りこみ、シャンパンで乾杯しました。
これ、ポルトガル流なんだって。
でもね、私たぶん、暗闇の中で、1粒落としたと思うから、今年の私の幸せはちょっと足りないかも・・・。
帰りがまた大変でした。
夜中の3時頃、10分ほどホテルまで歩いて戻ったのね。
(すごい混雑で、車は全く走れない。)
マティアスが送っていってくれたんだけど、途中で人波にのまれて、私たち前に進めなくなったの。
もう花火は終わったのに、なんでまだこんなにたくさん人がいるんだろう・・・と、人々の視線を追っていったら・・・。
なんと、ZDFというテレビ局の入っているビルの最上階から、ぼうぼうと火の手が上がっていたのです!
花火の直撃を受けたようでした。
屋上に3人の人影が動いていたので、消防隊が活動してると思ったら・・・なんとそれはカメラを抱えたテレビ・クルーで、火も消さず撮影していましたよ。
いやあ、さすがベルリンです。
元日の早朝、ホテル・アドロンに戻ると、こんなかわいいプレゼントが、お部屋に用意されていました。
年越しの花火をあしらった、ベルリンのシンボルのベアーのオブジェ。
そして、ドイツではラッキー・シンボルと言われている、煙突掃除人と、クローバー。お菓子でできてるの!
すごく、寒かったですよお〜。
私が日本を発ったとき、気温は14度くらいだったのに、ベルリンに着いたら、零下10度。
昼間でも、マイナス1度とか、3度なんだから!
突然のあまりの冷気に、鼻の粘膜がやられちゃって、ずっと鼻水ぐすぐすの状態でした。
でもね、毎日、わくわくの連続でしたよ。
久しぶりの友人たちに会っておしゃべりしたり、新しい出会いがあったり、思い出の町並みを散歩したり、美術館を訪ねたり・・・楽しかったあ!
ベルリンの町には、面白い仕掛けがどっさりあるの。
ロマンチックな
サーカス・テント
の中で、パフォーマンスを見ながらディナーを楽しみました。
(テーブルのすぐそばで、ジャグリングしていて、ぶつかりそうになったり、若いデザイナーの友人がパフォーマーに突然ステージへ引っ張り上げられたり、演出も愉快。
頭の上では、空中ブランコやってるんですよ!)
信じられないかもしれないけれど、
真っ暗闇のレストラン
で、盲人の方のサービスで、夕飯を食べたりもしたんです!!
(手探り状態の食卓、スリリングだった。
お皿をフォークで刺しても、何度も空振りするし、口に入れるまで、何が食べられるのか、全くわからないの。
「あ、ごめん、お水こぼした!」
って誰かが叫んだけど、どこに流れてきてるかもわからないし・・・。
私のコースに付いてきてた胡桃のパンを、いつのまにか、ツヨシ君に食べられちゃってたし。
おかしいのは、視覚情報がないと、味覚も不確かになるってことでしたね。
隣の席の仲良しのヨシコさんに、
「今何食べてるの?」
と聞いたら、
「トマトのスープ」
っていうから、
「あら、美味しそう。
一口ちょうだい」
と手を伸ばし、試してみたら、それはトマトじゃなくて、きゅうりのスープだったんですよ!
一同大爆笑。)
なんとまあ、刺激的なベルリン!
ミラノに移動すると、また美味しいものが待っていて・・・。
友人と一緒に、1時間半のドライブを楽しみ、三ツ星レストランで、贅沢にディナーを楽しんだの。
その地域の名産だという、タレッジオをシナモンで包んだチーズ、とろけました!
無理を言って、お土産にひとかたまり、もらっちゃったもの。
この時期は、私の大好物のキキンジェ・コン・チョコラータもあるしね。
ほおずきをチョコですっぽりくるんだお菓子で、フレッシュ・フルーツの瑞々しさと、極上のチョコレートが見事にマッチした逸品。
私、10個でも20個でも、いっぺんに食べちゃう。
特に、モンテナポレオーネ通りのカフェ・コーヴァの
キキンジェ・コン・チョコラータ
は絶品です。
ぜひ一度、お試しあれ!
ま、こんなふうに、
暴飲暴食の限りを尽くし、のたのたと遊び呆けた年末年始
でした。
おかげで、10日間で3キロも太ってしまった。
ガーン!
体が重い、眠い、動きが鈍くなってる!!
ほとんど生まれて始めて、本気でダイエットを考えはじめた、今日この頃です。
2004年1月18日
楠田 枝里子