** Eriko Kusuta's World ** 楠田枝里子公式ホームページ **
■ ナカヨシ、ナカヨシ

■ マフィン、6歳になる

■ やっぱり和食も
おいしいね


■ イタリア料理は
おいしいね


■ 新年は、豪華な晴れ着で

■ 今年も、サンタさん

■ ごめんね、ごめんね

■ お水を、飲みにいくよ

■ 初めての「猫ドック」

■ 暑いのが、キライ

■ 初めての「血液検査」

■ お留守番は、大成功

■ かっこいいっ、
GジャンにGパン


■ マフィン、5歳になる

■ ご飯、ちょうだい

■ 赤鬼さんも、よく似合う

■ 今年もめでたい
招き猫


■ クリスマスが、やってきた

■ ちょっぴり、ヤキモチ

■ クールに決めた
マフィン


■ 以心伝心、マフィンと私

■ かわいい災難に
大笑い


■ 暑い日は、ここが一番

■ シャンプー好きの、ネコ

■ バースデー・プレゼント

■ マフィン、4歳になる

■ マフィンの、耳そうじ

■ マフィンと、一緒に寝たい

■ 新年は、お殿様気分で

■ 12月の、サン
タ・マフィン


■ マフィンの、ため息

■ 紙で遊ぶの、大好き

■ ライフ・ジャケットを着る

■ えらいぞ、マフィン

■ 「ねむねむ」に夢中

■ マフィン、奥の手を使う

■ ちょっとだけ、反抗期

■ マフィン、3歳になる

■ 「お手」の教え方

■ 丸い背中が、語っている

■ ちょっぴり、大人になったね

■ なんてこった、マフィン

■ ネコが、歌をうたう?

■ 初めての、ペットシッターさん

■ 教えなかったこと(2)

■ 教えなかったこと(1)

■ 「お手」と「おすわり」

■ 思春期の、ニキビ

■ 嵐の、TVデビュー

■ マフィン、2歳になる

■ 春のニャン・ファッション

■ 死んではいられない

■ マフィンの郵便ポスト

■ たった一度の、おもらし

■ 秋の日の、マフィン

■ けなげな、マフィン

■ マフィンと、ランニング

■ お母さんの名前は?

■ はじめての、動物病院

■ ようこそ、マフィン

■ マフィン、1歳になる

■ ハッピー・バースデイ

■ おやすみ、マフィン

■ バスタブにおっこちる

■ ボーイフレンドがやってきた


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ボーイフレンドがやってきた
楠田枝里子  


テレビ番組のスタジオで出会って、それはもうお互いに、一目惚れだった。

通常どんなケースでも、突然スタジオの強烈なライトの下に立たされたら、緊張して固まるか、興奮して訳がわからなくなってしまうかである。
ところが、彼は違っていた。
落ち着き払ってあたりを観察し、出演者の間を回って挨拶をしていたかと思うと、私のところでぴたりと立ち止まり、愛らしい大きなアーモンド・アイで、まっすぐに私を見つめた。
そして「ここに決めた」とばかりに、私の膝の上に飛び乗って丸くなり、そのまま一時間も眠りつづけたのだ。

仕事柄スタジオで数え切れないほどの動物を扱ってきたが、こんな魅力的な「大物」は初めてだ。
彼は、まだ生後二箇月の仔猫だった。

一人暮らしのうえ、しょっちゅう旅で家を留守にしている私に、動物が飼えるわけがなかったのだが、ひらめいた。
事務所で、面倒を見ることにしよう。
日中は勿論、忙しいスタッフのための宿泊設備も、私の部屋もあるから、ネコも寂しい思いをしなくて済む。

というわけで、仔猫との生活が始まった。
甘えん坊で、私のそばを片時も離れない。水に濡れるのが大嫌いにもかかわらず、お風呂場にまで一緒に入ってきて、バスタブから一番遠い角にちんまり我慢して座っている。
トイレにだって付いてくる。
会議中は、すぐ隣の椅子に寝そべって、終わるのを待つ。
飽きてくると、前足を伸ばして私をつつき、「ねぇ、ねぇ、遊ぼうよ」と誘ってくる。

私ときたら、もう一日中彼のことが気になってしようがない。
仕事は手に付かないし、泊まり込みで世話をしているうちに睡眠不足でフラフラ。
この夏は、小さな「大物」に振り回されっぱなしである。

2002年7月  

あ、雪が降ってきた、
きれいだニャー

ボクの大好きな、
お魚の爪とぎ





「猫の手帳」2003年1月号に、ボク、堂々4ページも登場しています。 見てね!